カメラ・レンズ・用品関連 / キャノン マクロリングライトML−3 と デジタルEOS対応改造ホットシューアダプタUNー7433
父のコレクションから。
キャノンから出ているEOS用アクセサリーは、フィルム時代は使えたが、現在のデジタルEOSに使えないものがある。その代表はストロボ関係で、フィルム時代は、調光方式がTTL、E−TTLだったものがデジタルではE−TTL2となり、自動調光が出来なくなった。
これは、フィルム面に当たった光を検出してフィードバック制御していたものが、撮像素子に変わったため、同様な検出手法が取れなくなった為らしいが、機会あれば詳しく調べてみたい。
スピードライトは、マニュアル動作が可能なストロボであれば、デジタルEOSでも撮影可能であるが、マクロリングライトML−3は、マニュアルモードそのものがなく、何らかの手を加えないと撮影に利用することが出来ない。
デジタルEOSに対応したMR−14EXやMT−24EXを買えば済む話であるが、そもそもマクロ用のストロボは利用頻度が少ない上に、デジタル用は凄く高い。
マクロリングライトの接点を見ると5点出ている。この内の頂点の1点を除いた4接点をカメラに対して絶縁すれば撮影可能になる。4接点はデータ通信用?。この4接点にテープなどを貼って絶縁して対応するのが一番スマートかも知れない。
そこに気づかず、家で行った方法は、用品メーカのUNが発売しているUN−7433 ユニバーサルホットシューアダプタを使う方法である。当初は、これを使うだけでデジタルEOSでリングライトML−3の使用が可能になると考えていたが、4接点に導通を与えることでリングライトの故障の原因になるのでは?と考え、結局、写真のようにUN−7433に改造を加えた。
改造と言ってもたいしたものではなく、マイクロリングライトの4接点がUN−7433の金属接点と基部のプラスチックに当たらないように、鋸少々とヤスリ少々を入れただけである。3枚目の写真を参照。
この加工によって、マイクロリングライトはデジタルEOSの20Dで利用することが可能になった。但し、マイクロリングライトは、カメラからのフィードバック制御を受けない為に常時フル発光状態となる。
使い方としては、20Dの設定は、ISOを100か200、マニュアルモード、シャッター速度を1/60秒にして、撮影しては絞りを調整して適正露出を探す方法になる。適正と思うところに対して上下1段か0.5段でも撮影しておけば先ずエラーがない。
一度適正露出を決めてしまえば、構図などを大きく変えない限り、ほぼ適正露出で撮影可能である(気になれば段階露出撮影)。フィルムなら現像するまで分からないが、デジタルならその場で確認出来るのでこの手法が使える。
この手法が面倒であれば、デジタル対応品を買うしかない。
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