EOS5Dmk2用にグリーンハウスGH-CF16GFX(クアッドアクセス)を導入、書き込み速度を実測してみる
EOS5Dmk2用にCFカードを追加購入した。
買ったものは、グリーンハウスGH-CF16GFX(クアッドアクセス)である。
購入価格は、1枚2800円程度。
スペックは、16GB、433倍速、4チップ同時アクセスにより、読み込み65MB/S、書き込み35MB/Sと言うものである。
【1.主に使っていたカード】
下の写真がEOS5Dmk2用に使用しているCFカード。
シリコンパワー社の200倍速、8GB2枚、16GB3枚。右の下が、追加購入したグリーンハウスのCFカードである。
【2.追加購入の経緯】
1に記した写真の分だけで合計80GBになる。それでも派手に撮影するときは、1日16GBを1枚浪費するので、5日分しかない。現実、毎日16Gは天候等の影響もありあり得ないが、1週間以上の撮影旅行ではギリギリでもある。
写真には、写っていないが、不足のときには古い2Gとか6Gのマイクロドライブも使っていたのが実状である。
また、追加購入にあたって、SDカードをアダプタ(CRー7000とか)を介して使う手もあるが、アダプタのスペックを見る限り、書き込み速度が異常に遅くなる。CR-7000のパッケージの裏に最大4MB/Sと記されていたような気がする(現物がないので記憶)。
風景撮影が主なので、それほど速度は重要ではないが、時には鳥さんの連写もあり、確実に性能が出るCFカードの選択とした。
【3.使って見た感覚的感想】
購入から日も浅いので、20枚程度の撮影。特にストレスなく必要十分のイメージ。
体感速度的には、1位今回購入のCF、2位シリコンパワーの16G、3位同8Gである。シリコンパワーの16Gの購入時期は2009年6月、2010年7月、8Gは2008年7月。同じ200倍速でも体感的には16Gの方が速い。
同じ16Gのグリーンハウス(以下GHと略)とシリコンパワー(以下SPと略)の差は、SPの8Gと16Gの差ほど感じられない。
【4.実測】
EOS上のバッファーの開放時間などの評価方法もあるが、①HDDからHUB経由のライターでの書き込み時間の計測と②フリーウエアのCrysalDiskMark 3.0.1での実測を行った。
CFカードライターの差もあるので、PCI社のCFカード専用ライターとサンコーの電卓付きの2種で評価を行っている。どちらも購入は5年以上前のもの。
また、評価にはEOS5Dmk2では使用頻度が少ないメディア、日立のマイクロドライブ6GB(2005年9月購入)、使わないメディアレキサーの80倍速1GB(2004年9月)とADATAの80倍速2GB(2005年4月)を加えた。これらは主にEOS20Dでの使用ないし、使用していたメディアである。
① HDDからHUB経由のライターでのファイル書き込み時間を計測した。
テストファイルは以前撮影したファイル、トータル251M、20ファイル、RAWデータ10ファイル、1ファイル当たり22MB~30MB程度、JPEGファイル10ファイル、1ファイル当たり1.1MB~1.3MB程度をコピーする。計測方法はストップウオッチ。1秒前後の誤差はあると思う。当然、パソコンの性能も左右するだろう。
PCIでの順位は、速い順にGH、ADATA、レキサー、SP16G、バファロー、SP8G、日立マイクロ。
サンコーでの順は、GH=ADATA、SP16G、レキサー、SP8G=バッファロー、日立マイクロ。
ほぼ似たような順位か。
最大で14秒も差がついている。ライターが大きい=カメラの機種差も大きいだろう。
② フリーウエアのCrysalDiskMark 3.0.1での実測
50MB、3回の設定。シーケンシャルはRAWデータ、512KB単位はJPEGを(私としては)想定している。もう少し近いサイズを選びたいが、細かな設定で出来ない。参考までに読み込みを記しておく。
表中単位は、MB/S。うっかり、書き忘れてしまった。
PCIでの順位は、シーケンシャルの書き込みの速い順に、レキサー、GH、ADATA、SP16G、SP8G、バッファロー、日立マイクロ
サンコーでの順位は、GH、ADATA、レキサー、SP16G、SP8G、バッファロー、日立マイクロ。
但し、512KBの場合は、バッファローや日立マイクロがシリコンパワー社より速い結果が得られている。更にシーケンシャル、512KB、どちらでも速度が殆ど変わらない点にも注目したい(GHはサンコーで3MB/S)。
【5.実測のコメント】
何とも妙な結果である。
少なくともGHの433倍速の圧倒的な速さは感じられなかった。ただ、未使用のCFカードがなくなると、日立のマイクロドライブでも、私の撮影形態なら通常は先ず支障はない(希にバッファーがいっぱいにはなるが)。一つの目安になる。
ボルトネックの機器としてUSB-HUBとCFカードライターが考えられる。
USB-HUBに関しては、外付けHDDで
Sequential Read : 33.852 MB/s
Sequential Write : 24.958 MB/s
Random Read 512KB : 28.376 MB/s
Random Write 512KB : 27.069 MB/s
の計測値が出ているので、HUBは、ボルトネックではないと考えられえる。
CFカードライターについては、サンコーの場合、読み込みが6MB/S程度が上限のように思える。一方、肝心の書きの方は、PCI、サンコー両者ともにボルトネックにはなっていないように見える(データが横並びになるはず)。
レキサーの80倍速1G、ADATAの80倍速2Gが予想以上に速かった。512KBでの結果は、特筆に値する。速度的には現役と言ってもよいが、容量的にEOS5Dmk2に使うにはやはり不足。
【6.所感】
GHの433倍速は、やはり実写ではないと体感出来ないかも。今のところ撮影枚数が少ないので、その効果を体感出来ていない。実使用での高性能さを期待したいところである。そうはいっても梅雨明けまで待ち。
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