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2011年7月21日 (木)

カメラ・レンズ・用品関連 ハッセルブラッドSWCとフォクトレンダーのアングルファインダー

 7月14日のブログで、ハッセルブラッドVシーズフィルムマガジンA12(1965年、72年、82年、90年、2003年)、C16(1973年)を記した。

 7月18日のブログでは、
2000FCボディとシャッター故障の修理&改造を記した。
 
 さて、今回は父のコレクションから….ではなく、実は私が買ったもの。ハッセルブラッドのSWC。

 SWCの購入は、今から6年以上前。そんなお金何処にあった。
 その少し前に撮影会ってものに参加してみた。案の定、語り部オヤジが居て、とくとくと語ってくれた。語ってくれた機材の1つがこのSWC。
 そんなにいいの?と思って、その後、調べた。
 レンズの理想系?限りなく完全なレンズ?本当??スゴイ。
 絶賛状態。そんなにスゴイなら欲しい。
 勿論、デジカメデータをパソコンで拡大して、解像度がどうの~と語っている人々とは別の世界での話し。

【1.SWC全般の話】
 SWCには、ビオゴン38mmF4.5のレンズが固定搭載されている。そのボディは、フィルムマガジンと取り付ける為のもののイメージが強い。
 フィルムマガジンなしの500シリーズのボディと比べると分かる。左がSWC、右が500シリーズ。
Swc_500_img_7501

 重さは、1.3kg程度。80mm標準レンズ付き500シリーズなら1.5kg程度なので200gの軽量化。更にコンパクト。

 このカメラの作法は、上に記した語り部オヤジによれば、ISO400のフィルムを入れてスナップとのこと。確かに、他のハッセルVシリーズは三脚を使いたくなるが、このコンパクトなSWCなら三脚無しで気軽に撮影がしたい感じがする。

 次に38mmビオゴンレンズについて記す。
 実際に撮影して見ると素晴らしい描写である。
 作例などは別のHPや書籍を参考にするとよいだろう(透過スキャナーで取り込むのがちょっと面倒で~)。
 レンズシャッター搭載、シャッター速度は、B、1秒~1/500秒、絞りはF4.5が開放、22まで絞れる。
 ブローニーフィルムの6×6の38mmは、35mmフィルムカメラあるいはフルサイズデジタルで焦点距離に換算するすると何mmか?
 一般的には、6×6のカメラの焦点距離×0.55=35mmカメラの焦点距離換算
となる。
 38mm×0.55≒21mm。
 ちなみに標準80mmレンズなら、80mm×0.55≒44mm。

 但し、フィルムの対角線での換算である。正方形と長方形の違いを考慮していない。
 ビオゴン38mmに限らず6×6フォーマットの像は上下方法に広がりがある。実際にファインダーを覗いて比較すると、ビオゴン38mmは、35mmカメラを水平に構え16mmレンズを搭載した場合の上下関係くらいの広がりがある。
 それほど広いのだ。
 超広角と言われるのは、この点を含めての話と思う。

【2.SWCの特殊機能 オヤジ避けのお守り】
 あくまで私の場合。他の人はどうなるか知らないし、感覚的な話で科学的なデータはない。
 ① 鎌倉あたりで、500シリーズで撮影していると、オヤジ連合からこの若造が~ってジロって睨まれるときがある。そんなときは、SWCを取り出し、軽くスナップ撮影をする。オヤジは離れていく。
 ② EOSデジタルでAEB(露出の段階撮影)の3連射撮影を連打していると、オヤジ連合からこの若造が~ってジロって睨まれるときがある。そんなときは、SWCを取り出し、軽くスナップ撮影。オヤジは離れていく。

 ※立ったまま、フィルム交換をさり気なく行うと更に効果的。但し、ワンミスも許されないので、日ごろから練習すべし。

【3.ボディを個々に見る】
 ボディ、マガジンともにシリアル番号UHから72年式と思われる。ボディはUHW。Wはワイドか?。
 写真の中の「Jengaの木」は長手方向75mm程度。大きさの比較に。
①上から
Swc__img_7493
 写真では分かり難いが、シャッターにはTのタイムモードが付いている。
 この年式のレンズは、絞り値に対して変わる焦点深度指標付き。
 また、レンズはフィート(feet)表示のみ。アメリカ向け?。

②右から
Swc__img_7495
Swc__img_7496
 フィルムをクランクで巻き上げたときの感触の滑らかさは最高。
 うちにある2000や500シリーズより明らかに上である。

③左から
Swc__img_7494

④ 下から
Swc__img_7499

⑤ 前から
Swc__img_7497
 大型のシェード。シェードだけでも結構な値段で売られている。
 純正ではないが、七宝塗装のものも存在するようだ(現物の保有なし)。
 この年式のレンズはT★がないので、T★コーティング前のレンズ。③の写真でネームプレートがSWC/MからT★になるらしい。

⑥ 後ろから
Swc__img_7498
 フィルムの箱の一部を切っていれるところに、Vマークの紙が入っている。この紙は、この時代のフィルムマガジン付属の純正と思われる。

⑦ 中
Swc__img_7500
Swc_72img_7510
 ミラーや幕がない。

【4.ファインダー】
 SWCのファインダーは特徴的である。
 純正のファインダーを取り付けた場合、一眼レフカメラのように正面を見ての撮影になる。
構図を決めるファインダーの左に凸部がある。
 これは、ボディについている水準器をミラー(プリズム)で見えるようにしたもの。水準器でカメラの水平を保ちながら、ファインダーで構図を決めるのはそれなりに慣れが必要であるが、機構的には面白いと思う。

ボディ上部にある水準器
Swcimg_7503
 
 先に記した語り部オヤジは、フォクトレンダー(コシナ)のアングルファインダーを使うべしと語っていた。
 左が純正、右がフォクトレンダー。

前から
Swc_img_7506

左から
Swc_img_7508

上から

Swc_img_7505

下から
Swc_img_7507


 確かに純正のファインダーは、機構的には面白いが実用性ではちょっと。ならば、何とか入手と思ったが、SWC購入当時、既に生産中止(限定生産?)で入手難であった。気長に半年くらい?輸入中古カメラを扱う店のHPを定期的に閲覧していたら、このアングルファインダー新品入荷が告知されていたので買った。
 
フォクトレンダーを装着したところ
Swc_img_7509

 SWCを保有しているなら、このフォクトレンダーのアングルファインダーは、絶対に入手すべきである。非常に実用性が高い。スナップにいい。材質は金属製。

 尚、フォクトレンダーは、殆ど同じ形でSWC用以外のアングルファインダーも発売しているので入手の際は注意したい。http://www.cosina.co.jp/seihin/voigt/acce/finder/index.html

 SWC用は、箱には写真のようにFOR 6×6と記されている。本体にも6×6と記されている。110720

 また、15mmのアタッチメントがSWC用の38mmの焦点距離用である。下の写真は説明書の一部。
110720_2

 オークション、中古などで買う場合は、よく注意したい。

 このファインダーを覗くと正方形の像が見える。中には645用と思われるが、上下に水平に点線が見える。当然、ボディの水準器は見えない。見えなくとも、見やすいので水平は、純正より取りやすいと感じる。
 視野率はどうか?ほぼ合っているような気がするが、私自身は厳密な確認は行っていない。

【5.買うならどのSWCか】
 ビオゴン38mm搭載のハッセルは、次のように分けられる。
 SWA(1954~1957年)、SW(1956~1957年)、SWC(1959~1979年)、SWC/M(1977~1988年)、903SWC(1988~2000年)、905SWC(2001年~生産終了)。

903以降は、ファインダーがプラスチックで減点。
SWA、SWは、フィルムはクランクではなくノブ巻上げなので、ちょっと使い難いかも(私は操作したことはないが)。

 デザイン的なバランスのよさは、SWCかSWC/Mと思っている。
 SWC/Mは1983年からCFレンズになったので、絞り値に対して変わる焦点深度指標がなくなってしまった。この機能が欲しいならこの年式以前のもの。
 SWCとSWC/Mの違いは、ファインダーの下のシューが高くなったこと、ボディ底面のクイックカップリングプレートが高くなったことで、SWCの高さ134mmに対して、11mm大の145mmになってしまった。重さも70g程度増加。
 焦点深度指標と小型・軽量を求めるなら今回紹介したSWCになる。

 上の方に、他のハッセルと比較して『フィルムをクランクで巻き上げたときの感触の滑らかさは最高』と記したが、うちにある全てのカメラの中で最高滑らかさでもある。
 但し、その滑らかさも年代の新しいフィルムマガジンを取り付けると落ちてしまう。同一年代のマガジン付きを選びたい。
 過去、何台かクラシックカメラを購入したが、SWC購入以後、次の何かを買う気がなくなった。多分、私にとって最高の1品だったのだろう。

 購入先は、オークションではなく中古カメラ店、それもハッセルを何台も置いてあるような店、かつ中古でも保証が半年以上付く店で買いたい(保証は品物によって期間が変わる店が多いので要注意)。

【6.雑感】
 重さは結構あるが、他のVシリーズよりコンパクトである。非体育会系の私でも尾瀬の木道歩き程度なら、持ち込み可能である。現実、過去2~3回持ち込んだことがある。そうは言っても、より厳しい場所では捨てたくなる重さである。現実、そう感じたこともある。不法投棄にならない為に、持ち込みは慎重に。
 そう言えば、EOSのF2.8の70-200mmレンズ(1.3kgくらい)も捨てたくなったことがある。そのたびに、『何でこんなの持ってきたんだろ』って。


私のブログ『カメラ・レンズ・用品の目次』へのリンク


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