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2012年7月 1日 (日)

プロトレック PRW-1000の自作ベルトへの交換 より登山仕様に仕上げる

 プロトレックPRW-1000を先日購入(2012年6月)した。
 机上検討から購入、実機評価については次のブログにまとめている。
1.登山用時計を考える プロトレックPRG-240かG-SHOCKライズマンGW-9200か 机上検討編
2.登山用時計を考える プロトレックPRG-240かG-SHOCKライズマンGW-9200か、それともPRW-1000か? 店頭での購入と実機評価編(現物写真など)
に記した。

【1.何故ベルトの交換か?】
 新品のベルトを何故交換か?上記ブログの2の”後者の店頭での購入と実機評価編”に記した通り、ポリウレタン製のベルトが気に入らないのだ。
 
 改めて記すと
① 腰が強すぎる
 ⇒必要以上と思えるほど強い。文字盤を上にして置くと時計本体が浮いてしまう。
② 長すぎる
 ⇒無駄に長い。一番細いところで使うことになる。デブ専用状態。
③ 強度への不安
 ⇒初期段階でウレタンは十分な強度があることは認めるが、数年後の強度に疑問がある。突然切れが怖い。
④ 肌触り
 ⇒好みの問題であるが、私はちょっと馴染めない。感覚的にはゴムっぽい感じのものならいいけど、付いているベルトはプラスチック的でちょっとね~。

※ポリウレタンについて
 一般的に、ポリウレタンは、機械的な強度(弾性、靭性、引張強さ)が高い、耐油性、耐溶剤性に優れ、低温特性も良好。しかし、加水分解されやすい=水に弱い、酸、アルカリに弱いとされる。熱にも弱いが、人間の体温レベルでは問題の起きないレベル(80℃以上)。
 実使用面では、特に海水、温泉、汗は注意ってことである。


【2.市販品の調査】
 求めるものは、ナイロンベルト(バリステックナイロン製含む)。
 幅20mmかつ2000円以下。
 以下に記すメーカー品は、幅は合うが実際に取り付け可能か分からない。
① バンビ
 G311as [黒 防水ナイロン 20mm]など。
② マルマン
 マルマン NM20 黒 20-K3 [バリスティックナイロン メンズ 20mm]など
③ ウェンガー
 ウェンガー WENGERナイロンベルトグレー20mm
④ その他
 合成皮革品であるが、100円ショップでも幅20mmのベルトがあった。


 ベルトは、大きく分けると2種ある。
 それは、写真のような引き通し型(右)と、分離型(左)がある。PRW-1000(左)は、後者の分離型である。
120629

 引き通し型は、2本のバネ棒の下を潜らせるタイプで、バンドがバネ棒―時計の裏面―バネ棒の経路を辿る。
 分離型は、2本のバネ棒にそれぞれぶら下げるタイプである。

 引き通し型は、PRW-1000に使えないことはないが、バネ棒の取り付け部分が、袋状の樹脂製のカバーに覆われている。このカバーは、バネ棒の保持部も兼ねているので取り去ることは出来ない。
 120625
 従って、上の比較写真のように、PRW-1000に引き通し型ベルトを使うと、すっきりとした経路を辿らないことは容易に想像できる。袋状のカバーに入って、カバーから出て時計の裏面を通り、再び、カバーに入ってカバーから出る状態になるのだ。
 私は、このような状態で使用することが気に入らない。

 上記の市販品の①や③は引き通し型、②のマルマンと④の100円ショップモノが分離型であり、市販品を買うなら後者の分離型を考えていた。


【3.材料集め】
 市販品で価格、デザインなど総合的に満足すべきものがあればよれでよい。
 しかし、100円ショップのモノを除けば2000円近い売価である。
 この金額を投資するつもりであれば、十分自作可能である。
120629f

① ナイロンテープ
 登山用品専門店、ホームセンター、手芸用品店などにある。
 登山用品専門店、1m200円程度。黒のみ。比較的薄手で目的に叶いそう。
 ホームセンター、1m100円以下。色は、黒、紺、黄、緑などがあった。しかし、厚い。バネ棒の取り付け部分の袋状のカバーの中に押し込められないかも知れない。 
 手芸用品店には、色、デザイン(ロリータファッションに合いそうなものまで)色々あった。何故か幅が15mmの次は25mm、価格も高めで“今回”は諦めた。フリル付きは興味がある。
 選んだのは、登山用品専門店、比較的薄手の1m200円のもの。他にも利用する予定があるので数m購入。

② バックル、トライグライド(送り金丸:金と丸は、1字で音読みで“カン”、訓読みで“つく”)
 これらは、登山用品専門店かホームセンターで売られている。
 元々は時計より重いものを取り付ける為に使うものなので、ホームセンター、登山用品専門店どちらで購入しても強度的な問題はないだろう。価格的にはホームセンターの方が安い場合もあるが、ものによっては高い場合もある。
 製作しているメーカーは何社もあると思うが、店頭では特定の1社が占有している場合が多い。よって、見かけたら買うパターンで集めた。『そのメーカーのものが他社と比べ優れている』ような根拠を持って購入している訳ではない。

・バックル(Aバックル)
 下の写真は、ユタカメイクさんのAバックル、規格A20×L54、品番JA-02
 12062902
 ホームセンターにて150円で購入。
 これは、ザックなどに利用される形状のもの。

・バックル
 次はKIFCO(静岡の株式会社カワイのブランド名、kifcoでググると一発)さんのバックル。ST-20、KF28or23(雄側が28、雌側が23と刻印)。
120629_4
 こちらは登山用品専門店で購入(確か100円だった)。
 形状的には、上記Aバックルよりバックルのイメージに近い。

・トライグライド(送り金丸、金と丸は一字で音読みカン、訓読みつく、変換出来ず)
 これもKISCOさんの。T-20、KF33。
120629_5
 こちらも登山用品専門店で購入。確か100円だった。系列の違う登山用品専門店では50円。こんなこともある。ユタカメイクさんのものは、ホームセンターで2個100円。


※価格は店によって大きく変動すると思うので注意。


【4.必要な道具】
 バネ棒はずしの専用工具も売られているが無くてもよい。秋葉原の裏道で300円?で目にしたことがあり(2012年6月)、近隣の人は入手してもよいかも。
 但し、このPRW-1000に限って言えばバネ棒はずしの専用工具は、なくてもよいと思う。
 私は、先の超細いピンセットのみを使ってバネ棒を外した。
120629_2
 他の腕時計でも、バネ棒はずしの専用工具は使ったことがない(持っていない)。年中使うわけでもなし、精密ドライバーで十分であると感じている。

 ナイロンテープを切るには、よく切れるハサミが必要。これは自宅にあった自称何でも切れるドイツのハサミを使った。
 ナイロンテープの切断面は、放置すると綻びが出る。登山用品専門店などでは、端面にセロハンテークを貼り、ライターで焙るなどして処理している場合がある。
 私は、半田ごてをウリウリして処理した(400℃程度)。半田ごてだと、ライターで焙るよりコントロールしやすいメリットがある。

【5.作業前の注意点】
 PRW-1000の場合、バネ棒が4本使用されている。
 時計本体から遠い側の2本が、ベルトと鉄製カバー用、近い側の2本が鉄製カバー専用だ。
 下の写真は、鉄製カバーを外したところ。ピンセットの先がバネ棒。左側がベルトと鉄製カバー用。
 120625_2
 尚、鉄製カバーとはWAVE CEPTER、PROTEREKの刻印が入っている部品(このカバーは磁石が着くので、恒久的に帯磁には注意したい)。
 時計に近い側の方が1mm程度長い(下の写真では下側)。組み立ての際は注意したい。
 120629_3


【5.分解】
 先ず鉄製のカバーを外す。ピンセットでウリウリ。
120625_3
120629_6

【6.仮組】
 先ず、ベルトのみを取り付ける。
120629_7

 バックルを仮組して、腕にして様子を見る。

① KIFCOさんのバックルの場合
120629_8
 形状的にはすっきり。腕時計のバックルのイメージにもあう。
 元々、腕時計より重いザックなどを吊るせるようなものなので、突然外れることはないと思うが、Aバックルのようにパチンとする訳ではないので何となく不安が残る。

② ユタカメイクさんのAバックルの場合
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 ゴツイ。しかし、パチン1発で取り付け取り外し可能。

③ KIFCOさんのトライグライドの場合
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 バックルを使わずにトライグライドにする。
 破損の可能性が一番低く、かつ軽量。その代わり、腕への取り付け、取り外しが少々面倒。


【7.完成】
 暫くは、ユタカメイクさんのAバックルで使ってみる。
120629_11
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【8.総評】
 概ね満足が出来る状態になった。
 冒頭にあげた、腰が強すぎる、長すぎる、強度への不安は解消。
 肌触りについては、ベルトはよいがバックルが少々ゴロゴロした感じになる。
 これは、ユタカメイクさんのバックルが、長手方向の長さが50mmもあるからであろう。
 何処かのメーカーさんのバンドで、バックルで止めるタイプを見かけたことがあり、それは、もっと短い感じであった。このようなものが入手できれば、よりよい感じになるだろう。
 今回の交換で、プロトレックより登山仕様になった。

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