« 相場雑感(妄想) デフォルト回避でも不安 騰落レシオ  109.48%  -2.68% | トップページ | 本日の朝ご飯のおかずの写真 ノルウェー産カラフトシシャモ、煮干し出汁の味噌汁など »

2013年10月17日 (木)

登山用ラジオについて考える ソニーR351、R100MT、パナNFD180RAなどを比較検討する

 念の為、以下に記す内容は誰かを説得、あるいは通販を誘導する目的で記したものではない。あくまで、自分の頭の整理を目的としている。更に、『カタログ送れ』とかコメントをいただいても(過去にそんなコメントがあった)私は販売業者ではないので、対応できない(する気もない)。

 本題。
 登山の時期は、春から秋で雪山(冬山)は除く。よって、-10℃以下の低温になるような環境での使用は考えない。利用の多くは、テント内か小屋内である。
 また、沢登りもしないので、沢登りが求めるようなレベルの防水性能も求めない。

 先日、山へ携行しているソニー製の名刺サイズのラジオが壊れた。
 このラジオ、過去に巻き取り式イヤホンが断線し(機器の内部で)、修理に出すには古く、自分で改造してコネクタを取り付け、市販のヘッドホンを接続可能にして使用していた。
 先日、山へ持ち込んだ際、フル充電のバッテリー(エネループ)を入れても、残量なしの表示が出る状態になった。帰宅後、アルカリ電池を入れて試したがやはりNG。本当に壊れたようだ。
 家族が長年通勤に使用し、放置してあったものを上記の通り、改造で強引に使えるようにした1995年購入もの(保証書の購入時期より。尚、ソニーのHPを見ると1993年以降のモデルは、PDFで説明書が掲載されているが、何故かこのモデルの掲載はない)なので、かなり古く諦めも付く。

 私は、日常ラジオを聴く機会は殆どないが、山ではニュース、天気予報くらいは聞きたいし、なるべく聞くように習慣付けている。これは、単独で山へ入る者、特にテント泊で入る場合は当然の行為でもあろう。

 ラジオを聞くには、スマホのアプリで代用の手もあるが、携帯の電波が圏外あるいは不安定な状況が多々あり、何処でも100%聞くことは出来ず、スマホに全ての依存は出来ない。
 ラジオなら通常スマホより強いが共通認識であろう。

 また、一部のアマチュア無線機では、ラジオの受信機能も搭載している。
 しかし、多くのモデルが『通勤用ラジオの方が感度がよい』と評価を受けている。現実、私が山へ持ち込んでいる無線機も明らかに『通勤用ラジオの方が感度がよい』のレベルである(AM、FMはダメでも短波は聞こえることが多い)。”明らか”とはちょっとノイズが多いかな?のレベルではなく、全く受信出来ない場合があるのだ。

 と言う事で、ちょっと退屈なときの解消を含め、ラジオとして充分な性能を有した独立した機器が必要と考えている。
 以下は、原則、製造元メーカーのHP、カタログ、説明書(PDF)を参考に記している。


【1.使用していたラジオについて】
 冒頭に記した壊れたラジオである。
 ソニーのSRF-SX80RV。
131017

 電池は、単4を2本。マンガン、アルカリ電池仕様であったがサンヨーのエネループが使えた。説明書上の受信持続時間は、マンガン電池でAM受信時22時間。

 受信バンドは、AM、FM、アナログTV対応。
 FMはステレオ。TVはデジタル化以後同然ながら受信不可。TV受信も何度か行った。TV受信は、必須とは言えないが、あれば芸能人などが騒いでいるだけの番組以外の選択肢が増えるメリットがある。

 周波数は、デジタル表示。受信したい放送局を1ボタンで選局(エリア切り替え対応)。
 他の携帯ラジオ(Andoのアナログチューニング)より感度、音質ともに良好であった。

 内蔵スピーカーは無し。あればと思ったことはあるが、無くても実質特に不便はなし。ほぼ100%単独行だし。熊よけに鳴らしながら歩くのも五月蝿いし。

 ヘッドホン(イヤホン)の端子がない。破損したので改造対応。次のラジオも似たような構造だろうから、壊れたら改造するだけだ。端子は、無くてもよい。

・コネクタを取り付けた
131017_2

・中身の写真
131017_3

・改造ポイント
131017_4
 ※念の為、改造して欲しいとコメントを頂いても、理由を問わず一切改造作業を受けません。

 エリアは7大都市(札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡)+新幹線。
 現在のソニーのモデルより少ないが実質不便なし。例えば長野県内の山で、NHK第1が594KHzで受信出来ない場合、540、819、1026KHz当たりをチェック、ダメならチューニングボタンを1ステップずつ送って探したりした。そのうち面倒になり諦める場合もあるけど。
 ソニーの現行モデルに見られる中継局選択機能はなし(これは注目したい機能と考えている)。

 不要と感じたのは、AM、FM、TV切り替え時などに鳴るピッの電子音。この音が結構耳障りで、しかも消せない。次は、出来ればピッが出ないか消せるモデルが欲しい。


【2.求めたい機能】
① 受信バンド
 AMは必須。山ではNHKラジオ第1と第2がメイン。

 FMはステレオの方がやはり嬉しい。必須ではないけど。しかし、モノだと音楽などを聴いたときリラックス感にかけるのも事実。使用していたSX80は、受信状態が悪いときステレオをモノラルにするスイッチがあった。モノラルにすると雑音などが消えることが多々あったが、音の広がりがなくなるので少々興醒め。

 TV(ワンセグ)は、無くてもよいがあってもよい。番組の選択肢としては、欲しいいけど、眼下に町が見える山なら聞こえるだろうけど、谷間とか本当の山奥だと多分聞くことは出来ないであろう。それを承知で買うことになる。


② 表示
 やはり液晶デジタル表示。
 Ando電気の名刺サイズの古いラジオもウチにはある(使える状態で)が、アナログ表示は何処の放送局を聞いているか分からない点がストレスになる(下山後、あれは何処の放送局であるか調べるのも困難)。CMが入れば民放、自局のアナウンスがあれば分かるけど、やはり待ちはそれなりにストレス。
 また、アナログだとチューニングがずれて受信が出来ないのか?ラジオの向きで受信が出来ないのか切り分けが難しい。デジタルならドンピシャなので、その点は有利。
 液晶のバックライトは、あればベストだが必須とはしない。無くても何とかなったし。


③ 電池
 2本でもよいが、イマドキのモデルなら軽量化、予備の電池の観点から1本が望ましい。
 更に、単4サイズならヘッドランプとは別に携行しているマグライトのソリテール、これも単4サイズ1本なので互換・流用のメリットが生まれる。

 
④ オマケ機能
 アラーム(=目覚まし)があると便利かも。
 ガラケーからスマホに切り替えて、自動電源ONでアラームを鳴らすことが出来なくなった。
 現在は、目覚まし変わりにガラケーも持ち込んでいる。
 ただ、アラーム機能付きラジオを購入してもガラケーは持っていくかも知れない。生命の維持に関わるような本当の非常時にスマホのバッテリーが切れたとき、SIMカードを差し替えてガラケーを復活させるために使う手段があるから。ガラケーには、念の為、SIMカードアダプターを挿したままにしている。


⑤ 操作確認音の解除
 ピッの電子音なしが選択出来るといい。


⑥ メーカーは?
 やはり、設計が日本のメーカー製。昨今、製造まで日本製は無理だろうけど。SX80は製造も日本製であった。
 ウチで実績のあるソニーなら信頼性も高い(家族から私に移管?で20年近く使えた)。


【3.ラジオの懸念事項】
① 放送方式の変更
 AM放送のデジタル化案があったが、2013年3月に民放はデジタル化を断念している。設備投資の負担が多く、現在のAMラジオ放送局では採算が取れないらしい。
 但し、将来AMをFMへ移行する話がある。AMの設備も古くなり更新が必須、そしてFMの設備の方がコストメリットもある。加えて難視聴地域(山奥ではなく人が住んでいる場所)の改善があるようだ。

 念の為、単純に変調方式のAMをFMにする案ではない。
 現在のAM放送の放送周波数帯を、FMを放送している周波数帯付近へ移行しかつ変調方式もFMにする案だ。

 この話は、
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/130430/ent13043007360001-n2.htm
等に掲載されている。


 AM放送がデジタル化されると、現在市販されているラジオでは当然放送を聞くことが出来ない。ラジオの場合は、恐らくTVの地デジ化のように明日からアナログなしデジタルのみならず、ある程度の移行期間があるだろう(と私は期待したい)。
 
 AMからFMへ移行する場合の帯域が、90~108MHzならばソニーなどに受信可能なモデルが多く存在する。この帯域はアナログTVの1cn、3ch付近。過去に1ch、3chの受信が可能であったラジオなら、移行後もそのまま使える可能性が高い。
 しかし、108MHzを超える周波数への移行ならば、現在売られているモデルでは聞こえない(コンバータを後付けするって方法を除き)。移行期間が短ければ、その時点で買い替えとなる。

 デジタル化については、既存のFM放送もデジタル化を模索している。エフエム東京はデジタル放送を福岡で実証実験中でもあるようだ。

 さて、2013年10月15日現在、既存のAM放送をどうするか?何れも確定事項はない。
 既存AM放送局の送信所の更新は、遅くても平成32年(2020年)までに迎えるとされる(上記HPより)。 
 この年は、東京オリンピック開催と同じ年なので、勢いで国をあげてラジオのデジタル化もひょっとするとあるかも知れない(これも私の想像)。

 現在、ラジオを購入することは、FMへの移行、デジタル化問わず、既存の放送形式を残す移行期間が充分にあることを期待して買うことになる(移行期間なしなら、翌日から使えないのだ)。
 まぁ、今、買えば2020年くらいまでは使えるかも??

 AMデジタル化してしまうと、無電源受信可能な鉱石ラジオが不可能になってしまう。
 まぁ、冗談のような話はおいておいて、現行方式のラジオの保有台数は相当なものであろう。本当に災害時を重視するなら、デジタル化しない現行AM放送も残すべきかも知れない。
 ただ、他の機器がデジタル化される中、ラジオだけアナログで残るのは他の機器との親和性に欠けよろしくないのも事実である。
 ウィキィによれば、アメリカ、イギリスでは既にデジタルラジオの導入も進んでいるようだし。日本は大幅に遅れているとも言える。


② 購入したものが求める性能を有しているか?
 これは、口コミでは分かり難い。
 感度がよいとか悪いと言っても、使用者の環境が分からないと判断が難しい。多くは、別モデルとその場で比較しての発言でもない。
 更に、必ずしも高感度がよいとは限らない場合もある。余計な放送局まで聞こえて混信とか.....。最悪、鍋に入れて感度を落とすって手もありか。


【4.選択肢個別の検討】
 先ず、操作確認音については、ソニーには解除出来るモデルはないようだ。
 パナソニック、東芝は操作確認音そのものがない?(説明書に全く記載がないので不明)。
 ノミネートしたモデルを一覧表にまとめる。
Photo
(クリックして拡大)

① 山ラジオICF-R100MTと105時間ラジオR351
 ICF-R100MTのデザインは、ICF-R351と同じ。
発売時期はR100MTが2008年7月、R351は2010年2月で山ラジオR100MTの方が古い。R100MTはR351の前モデルであるICF-R350(発売時期2004年2月)の派生モデルと推測出来る。

・R100MTの防水なしについて
 先ず、ネット上でR100MTについて、山用をうたいながら防水機能がないの指摘が散見される。
 確かに防水機能はあれば安心だが、現実なくても問題はないであろう。雨の中、ラジオを聴きながら歩きたい人以外は、防水は必須ではないと考える。
 私自身、小屋泊1に対してテント泊3程度で、明らかに雨には不利なテント泊が多い。
それでも一眼レフデジカメ、その交換レンズ、ビデオカメラ、MP3プレーヤー、ラジオ、ガラケー、何れも防水なし。これだけの機器をテント泊で持ち込んでも、濡らして壊した経験はない。それなりの配慮をすれば、問題は起きないのだ。

・長時間受信
 次にR350もR351同様、AMの105時間の長時間受信が売り文句。しかし、R100MTでは72時間に減っている。3割減である。これは明らかに誤差レベルではい。何らかの設計上の差があると言える。
 電池がより多く消耗している理由は、説明書やカタログに当然ながら記されていない。

以下、説明書から消費電力の大きい理由を勝手に想像する。
先ず液晶に表示される情報をR351と比較すると、R100MTは「山エリア @」の追加、「中継局 @」の@部分の追加程度である(ここでの@マークは、山の形のロゴの意味)。故に液晶の表示情報量の差とは思えない。
 次に、電池交換時にユーザーが設定した現在時刻、メモリ情報が消滅する時間が、R100MTは40秒以内、R351(R350も)は3分以内となっている点である。
 このことから、R100MTは山エリア対応に伴いメモリ容量を増やし、そのバックアップに電池を消耗しているのではないか?と推測も出来る。但し、これはメモリバックアップ用のコンデンサだけに起因するものかも知れない。ならば、3割消耗が早い理由にならない。
メモリバックアップ用のコンデンサと記したが、その容量差がある可能性もある。容量が大きいコンデンサは寸法も大きい。R100MTは、他の何らかの回路追加に伴いメモリバックアップ用のコンデンサの容量をR351より小さくした可能性も否定出来ない。
 ちなみに、FMステレオ対応のICF-R431だと10分もある。R351の3倍以上!。
 電池を入れ電源OFFの状態=通常保管する状態で何時間持つか(説明書・カタログには記載なし)を推測すると、恐らくはR100MTよりR351が有利、更にR431が有利であろう。但し、消滅時間の比のまま反映するとは言えないが。

・山エリア対応のメリット
 「電池の持ち」の点でR100MTについて、R351より不利な点を記したが、R100MTには、山用のメリットがある。
 東京・神奈川辺りでは、NHKラジオ第1は594kHzである。これより低い周波数の局はない。故に選局ボタンの1を押せばNHKラジオ第1を受信出来る。地域によっては、NHKラジオ第1は周波数が異なる。例えば、NHKのHPによれば、長野県白馬(白馬連峰の意味ではなく地域としての白馬)では1026kHzとされている。
 NHKラジオ第1が1026kHzならば、それ以下の周波数の局は複数存在するであろう。そうなると、選局ボタンの1は必ずしもNHKラジオ第1にならない。
 しかし、山エリアを設定していれば選局ボタンの1はNHKラジオ第1になるらしい。“らしい”とは曖昧な表現であるが説明書に記載がなく、現物もない状況なので他人様のHPないしブログ掲載情報がソースだからである。
 これが事実なら、NHKラジオ第1は何処?って放送内容を聞いて判断する必要がないのだ。それでも気象条件などで遠方の局が、通常より強く入感することもあるのが電波の世界。必ずNHKラジオ第1である保証は無い。

・経歴
 次にICF-R351は、説明書を読む限り、旧モデルのICF-R350からアナログTV受信機能を無くしたモデル。
 R351とR350は大きさ、受信時の持続時間など同じである。R350は、2004/2/21発売なので基本設計は2002年から2003年と推測。派生モデルである、R351とR100MTの基本設計は、今から10年前ってことになると推察する。

・R100MTとR351の違い
 改めて、両者の違いをまとめると
1)受信時間(72時間と105時間)
2)山エリアコールの有無
3)ザックのショルダーベルトに取り付け可能な山用ジャケットケースの有無
4)電池交換時のユーザー設定の消滅時間(40秒以内、3分以内)
5)色の違い。
である。
 これをどう考えるか?
 毎回満タンに充電したエネループなどを使えば、R100MTでは35時間、R351では62時間。1日3時間も聞いてR100MTで10日は持つ。
 その山で実際に聞こえる放送局を手動で探すなら、別に山エリアは無くてもよい。山エリアがあっても必ず聞こえるとは限らない。
 聞きながら歩く?熊よけにスポーカーを鳴らす?、するとR100MTのジャケットケースは使えるかも。但し、単体重量は100g近い(らしい)。
 40秒あれば電池交換は可能。設定が消滅することは通常ないだろう。
 色は?テント泊重視なら少しでも明るい色、シルバーのR351がよい。そうは言っても、これまでブラックのラジオを使用してきて、テント内行方不明の経験はない。

 すると価格。
 2013年10月14日現在、ヨドバシさん(通販)で見ると税込み売価は、R100MTは9310円。R351は7010円。双方ポイント10%が付くので実質は更に安い。売価で2000円以上の差である。 
 ※以下、売価は全てヨドバシさんのwebより転機。
 気に入るか?使うか?は、別にしてジャケットケースと山エリアの追加がこの価格差とも考えられる。
 ザックのショルダーベルトに取り付けるポーチなどは、それなりの作りのものであれば、最低1000円はするだろう。追加機能を含めて考えればプラス2300円は決して高いとは言い難い。安いラジオなら2台買える金額だけど。


 でぇ、他に違いはないのか?
 ソニーのHPを見るとR351は『大型・内蔵AMバーアンテナを採用し、受信感度を3dB向上』と数値表現しているが、R100MTは『大型・内蔵AMバーアンテナを採用した高感度設計』で数値表現がない。R351は受信性能に自身あり?
とも取れるが、R100MTはたまたま数値表現が抜け落ちた可能性もある。

・下の写真はSX80のAMバーアンテナ付近の写真
131017_5
 AMバーアンテナは、ドライバの先の黒い棒。これはフェライトコア(酸化鉄)に細い銅線を巻き付けた物。
 大型化と言えば、この部分の寸法拡大であり、それには重量増しを伴う。
 AMバーアンテナを大型化したと書いていないR431と重量差が殆どないので極端な大型化はしていないのであろう。それでも3dB向上をうたっている。3dBとは概ね2倍だ。大きい値なのだ。


② ステレオラジオSRF-R431
 7960円。
 FMは、ステレオ。AMのステレオ対応は説明書、カタログ上からはよく分からない。
 HPには、製品特徴の中に『FMステレオ/AM放送が楽しめるステレオ2バンド』とあり、“ステレオ2バンド”の表現からAMもステレオと思える表現になっている。現実、どうなのかは未確認。
 R351やR100MTにはある液晶のバックライトがない。これまで使っていたSX80も無くて困ったことはないけど、あればヘッドランプを点灯しないで済むメリットはある。
 ストラップの穴もない。一方、R351やR100MTにはある。この穴、SX80には無かったが、全く問題なしであった。
 AM、FMラジオの受信時間がR351に対して概ね半分。ステレオ化って電池食いなのだ。SX80がマンガン電池でAM受信時22時間、R431は24時間。この数値だけ見ると、一見進化が殆どないようにも感じられるが電池2本が1本である。これは素晴らしい改善だ。
 しかし、20時間ちょっと。それで問題なしか?SX80は山で、電池切れで困った経験はない。

 電池の持ちについて、R351、R100MT、R431についてあれこれ記したが、この程度の持ちならば、1日2時間聞く程度であれば、一般的な山行で実用上問題はないであろう(連続1週間以上、山に篭もる人は一般的とは言えない)。

 FMステレオ以外に特別な注目点は感じないが、これまで使っていたモデルに近い点が最大のポイントか。


③ ラジオ日経の短波受信ラジオICF-RN931
 8310円。
 AM、FMに加えてラジオ日経の第1と第2の受信が可能。短波放送に関してはラジオ日経以外受信が出来ない仕様である(VOAとか受信できない)。
 株のトレーダーとしては、何となく気になるモデルである。
 ただ、ラジオ日経の番組はかなり個性的で、平日の日中は株関連、夜は医学関連、土日の日中はお馬さん.....合間には他の番組もあるけど、かなり選択と集中をしているイメージが強い。
 相応の事情がない限り、このモデルを選択する理由はないと思う。
 AMの受信性能を考えれば、大型のアンテナを内蔵したR351やR100MTの方を選ぶのが正解であろう。
 ちなみに、ラジオ日経専用受信ラジオICR-N1は、カタログに『株・競馬ラジオ』と記されている。


④ イヤホン巻き取りなしFMステレオSRF-M807
 ヨドバシさんのHPには登録がないようだ。
 アラーム、バックライト、オートパワーオフ、エリア選択なし。
 巻き取り式が嫌で、FMステレオがよいならこのモデルになる。


⑤ ライターサイズラジオSRF-M98
 5710円。
 アラーム、バックライト、エリア選択なしであるがオートパワーオフ機能はある。
 上記のモデルと違ってスピーカーなし。
 大きさ、重量を重視するならこれとなる。
 実は、このラジオが小型故に一番最初に気になった。


⑥ ワンセグ放送受信対応XDR-63TV
 13600円。
 ソニーでどうしてもワンセグ受信ならこれ。
 FM放送の受信帯域は、上限が90MHz。将来AM放送が90~108MHzの帯域に移行した場合、ワンセグと既存FM受信のみになってしまう。
 故にワンセグ重視で選ぶモデルと考える。


⑦ パナソニック、東芝のモデル 
 パナ RF-NT850RA 9800円。
 パナ RF-NFD180RA 6200円。
 東芝 TY-SPR2 3300円。
 東芝 TY-TPR1 11800円。

 両者デジタル表示(シンセチューニング)のモデルに余り力を入れていないように感じられる。ラジオそのものにもだけど。

 4モデル何れも単4サイズ2本。
 予備を2本持つか1本持つか。1本なら予備を持たずにマグライトのソリテールの電池を流用....と考えると2本はマイナスである。

 4モデル何れもカタログ、説明書からは液晶のバックライトの有無が分からない。あっても点灯のままか操作すると点灯、数秒で自動消灯と思われる。

 パナにはエリア指定の機能はあるが、東芝にはなし。プリセットのみだ。
 パナには、FMステレオ対応モデルがないが、東芝は2モデルともに対応。
 FMステレオ、デジタル表示、アラーム付きで最安値は、東芝のTY-SPR2で3300円。仕様上のコストパフォーマンスは高いが、山で使用しての操作性、受信性能、その他トータルで、真の意味でのコスパが高いと言えるか分からない。
 また、東芝のワンセグ付きTY-TPR1は、FMの受信帯域がソニーのXDR-63TV同様上限が90MHz。将来同様な問題が懸念されるが、懸念で終わるかは今後のAM放送のあり方が決定されるまで分からない。
 パナのNT850RAは、ソニーのICF-RN931同様、ラジオ日経が受信出来る。
 パナのRF-NFD180RAは、AM受信時110時間。ソニーのR351より電池の持ちがよい。FMではともに50時間で同じ。但し、周波数範囲がソニーの531~1710KHzに対して522~1630KHz。下限は広いが上限が狭い。上限より高い周波数には、聞くかどうかは別にして船舶気象通報1670.5kHzもある。パナではこれが聞けない。


【5.お天気情報の入手】
 ちょっとハードの話を離れる。
 携帯の圏外において。あるいは、携帯・スマホのバッテリーの消耗を考え少しでも使いたくないとき。
① 山小屋の人に聞く(黒板・白板を見る含め)。
② テレビがある小屋なら天気予報の放送を待つかBS(700ch)や地デジのデータ放送で調べる。
③ 衛星公衆電話で市外局番+177など。
④ ラジオ
⑤ 気象FAX
 個人が登山で利用するのは現実的ではない。HF帯(俗に言う短波)が受信可能なラジオ(アマチュア無線機を使う例が多い)とパソコン、デコードソフト。大掛かりになる。
⑥ 多機能時計の気圧変化
 プロトレックなどに搭載している気圧の変化グラフを見て判断。但し、登った直後は高度差による影響で役にたたない。朝起きて確認判断となる。


 まぁ、現実的には①小屋と④ラジオになるであろう。

 ラジオならば、
 NHK第1 原則ぴったりの5分前。8時55分から9時とか。12時と19時は10分前。
NHK第2 何れも20分間。9時10分、16時、22時。
 船舶気象通報1670.5kHz。
になる。
 NHK第2、船舶気象通報は、NHK第1などで放送される一般的な内容ではない。

 でも山では重要なのは機器から得られる情報だけではない。
 観天望気が重用である。観天望気は、「現地」での自然現象(空や生物の様子など)を観察して、予想を立て判断するものである。
 長野県の松本の天気予報はあっても、**山の個別予報はない。通常の天気予報は広域だ。山の上は、雲の上で晴天の場合もある。
 そして、天気予報はリアルタイムではない。


【6.まとめ】
 念の為、机上判断なので受信性能や操作性は加味してない。
 また、あくまで山・登山視点である。日常使用ではない。

① 大穴狙い
 購入価格をおさえたいなら大穴狙いで、東芝のTY-SPR2。エリア設定がないが、アナログラジオでダイヤルをグルグル回し、かつよく聞こえる向きにラジオを動かす感覚でいればよい。但し、特定の局を探すには、それなりの手間はかかる。
 更に、単4電池2本はマイナスポイント。


② FMステレオ対応なら
 ソニーのSRF-R431。
 私的には、今まで使っていたモデルに近い。
 稀にお散歩で持ち出すのもいいかも。でも、手持ちのMP3プレーヤーがFMステレオで受信可能なので、FMステレオ対応だからと言って持ち出す理由は低い。実際、使っていたラジオSX80もお散歩で殆ど持ち出したことがない。


③ AM重視
 R351かR100MT。
 どちらを選ぶか?価格差2300円をどう考えるか?になるかも。
 R351とR100MTは共に大型バーアンテナ採用と記載があるが、上記の通りR351は3dB向上を数値表現、R100MTには数値表現がない。R351は感度に自身ありと取れる。
 R100MTは、山エリアを設定して、R351よりもその山に的を絞った設定を行い、中継局を探して受信可能な放送局を探すメリットがある。
 中継局とは、ソニーの説明書によれば、『同地域で同じ放送をしている放送局のこと。中継局を受信することで受信状態がよくなる場合があり。』と記されている。中継局の周波数をメモしておいて、片っ端から受信してみる手は存在するが、それなりの手間はかかる。
 その点、ソニーモデルは何れも東芝と異なり、エリア設定が出来るのでポイントが高いと言える。更に、山ラジオのR100MTならば、現在いる山で受信したい放送局をより発見しやすいと言える。

 尚、中継局と混信の可能性がある局などについては、
http://www.oyakudachi.net/amradio/technique/
が詳しい(勝手リンク)。
 
 ただ、どちらも両耳で聞くためには、変換コネクタが必要な点がネック。
 この点が少々気にかかる。今まで両耳で聞いていたので。


④ 現時点での結論は?
 山での利用と既存機器との関係から考える。
 先に『手持ちのMP3プレーヤーがFMステレオで受信可能』と記したが、このモデル比較的小型軽量、かつ単4電池1本で動くこともあり、主に山用に使っている。
 FMの受信性能は使用していたラジオSX80よりもかなり劣るが、FMがステレオで聞こえるので、SX80の代替にFMステレオを強く求める必要はないとも言える。
 よって、R431の選択理由は低いが、それでもR351にプラス1000円でFMステレオ対応はやはり気になるところ。電車の中だとAMはまともに受信出来ずFMのみ。将来AMがFMへ移行.....などを考えると充分なFM受信性能があるモデルは捨てがたい。
 しかし、山ではAMが主だ。AMに振った性能を求める方が正解とも言える。

 ラジオ日経受信機能は無くてもよい。聞きたい場合は、山用アマチュア無線機で時にAMより良好に受信出来るし(ときがある)。よって、代用があり、どうしても聞きたい訳ではないのでソニー、パナソニックの対応モデルは、共に落選決定。

 ワンセグ受信機能は、どうしても必要と感じない。対応モデルのFMの受信帯域が狭さも将来的にマイナスを感じる。何よりワンセグ受信にプラス数千円の追加投資は大きい。よって、対応のソニー、東芝のモデルともに落選決定。
 
 パナは事実上1択。ラジオ日経受信を除くので。
 東芝もワンセグを除くので、事実上1拓。
 両社は、ラジオに余り力を入れていないとも取れる。

 すると私の場合、優先がR351かR100MTで、次点がR431。
 どれを選ぶか??
 何時ものパターンで、店頭で現物を見て結論とするか??実は既に見ているし.....

 原則テント内は明るい色の方が望ましいけど、見た目ブラックのR100MTの方が落ち着く。あれこれ考えずに、そんな選択もいいかも知れない。


【7.ちょっとラジオとアンテナの話】
 アンテナの基本は、大きい方がよい。勿論”同調が取れている”が条件だけど。
 上にも記したけど、AMアンテナは酸化鉄の棒だ。故に大きくなれば当然重くなる。
 今回ノミネートしたモデルは、何れも通勤用、あるいは通勤用をベースにしておりポケットに入るような大きさのものである。故に内蔵されるAMアンテナは、筐体寸法に合わせる為、大きさに制限を受ける(デザイン的にハミ出しはないでしょ)。
 単純に言えば、ポータブルサイズのデカイ、重いモデル、それもデジタル(PLL)ではなくアナログチューニングモデルの方が、よく受信できる場合も多いだろう。しかも、今回ノミネートしたモデルより安くだ。
 感度重視で、体力に充分な余裕がある人は、そんな選択もいいかも知れない。
 しかし、私はそんな体力的余裕はない。 


※2013年11月10日追記
 11月9日、ヨドバシさんのHPを見たら価格が変わっていた。R351、R100MTなどが何とプラス2000円程度。1万円以下のもので2000円の変動は極めて大きい。
 ヨドバシさんだけではなくビックさんも何故か同様に値上げしていたような。
 しかし、11月10日のお昼前にヨドバシさんの価格を見るとまた変わっていて、R431:8400円、R931:8500円、R351:8980円、R100MT:9100円。R351は2000円高のまま、R100MTはちょい安、他はちょい高。
 昨今材料価格など上がっているので、基本値上げの方向は分かるが、1日で2000円も前後するR100MTは、ちょっと不思議な価格変動である。


※2014年4月16日追記
 下のリンクに、実際に使用したレポートを掲載した。
登山用ラジオについて考える ソニーR351、R100MT、パナNFD180RAなどを比較検討した結果、山ラジオICF-R100MTを購入 操作性・受信性能評価

 次のリンクに、約半年使用してのバッテリー(エネループ)の持ちについて掲載した。
登山用ラジオ ソニーの山ラジオ R100MTを約半年使用してのバッテリーの持ちについて(エネループ使用)
 この記事は、ココログではなくFC2。


|

« 相場雑感(妄想) デフォルト回避でも不安 騰落レシオ  109.48%  -2.68% | トップページ | 本日の朝ご飯のおかずの写真 ノルウェー産カラフトシシャモ、煮干し出汁の味噌汁など »

登山」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 登山用ラジオについて考える ソニーR351、R100MT、パナNFD180RAなどを比較検討する:

« 相場雑感(妄想) デフォルト回避でも不安 騰落レシオ  109.48%  -2.68% | トップページ | 本日の朝ご飯のおかずの写真 ノルウェー産カラフトシシャモ、煮干し出汁の味噌汁など »