2013年12月8日付け朝日新聞朝刊社説 『特定秘密保護法案― 異様な光景の果てに』を読んでの感想/またもご都合ロジック、政策集に書いてあることを実行するのがいけないって
2013年12月8日付け朝日新聞朝刊社説 『特定秘密保護法案― 異様な光景の果てに』を読んでの感想。
以下感想。
『異様な光景の果てに』と言っても、議論を行う場である参院の野党の一部議員のマイク破壊行為の話ではない。
国会の進め方がお気に召さないらしい。
さて、社説には、『政府は、日本版NSCと呼ばれる国家安全保障会議と秘密保護の両法案はセットといいなが
ら、参院選前に提出したのはNSC法案だけだった。世論の反発を恐れていたのは明らかだ。』。
ものには順番がある。
1つ1つ積み重ねる感覚はないのか?
そもそも自民党の2012年政策集と今年の参議院選挙の政策集には次の記載がある。
『115 国家安全保障会議の設置 外交と安全保障に関する官邸の司令塔機能を強化するため、「国家安全保障会議」を内閣に設置します。国家の情報収集・分析能力の強化及び情報保全に関する法整備による体制の強
化を図り、的確な情報を活用して国民の安全を守ります。』(原文ママ)。
これは、2012年も今年2013年も変わっていない。
『情報保全に関する法整備』って政策に書いてる。
これは、表現を変えれば、秘密保護法案だ。
秘密保護法は、民主党政権のようにマニフェストに記載がないことを進めている訳ではないのだ。
政策集に書いてることを、国会で実行して騒ぐことに疑問を感じる。
手順が気に入らないなら、朝日新聞党でも立ち上げればよい。
選挙で選ばれた議員が、40時間以上の時間をかけている事実がある。国会議員が手順を気に入らないと言うなら分かるが、一マスコミが気に入らないとは民主主義に反する。
2013年12月7日付け、J-CASTニュース『ネットは「秘密保護法」賛成が多数! 背景に大手マスコミへ
の不信感』に次の記載がある。「朝日ウェブアンケートでも賛成が倍」。秘密保護法案賛成が、反対の倍いる話だ。
朝日新聞自身が持つ不信感(勘違いを誘発するような見出しとか)を払拭しない限り、社説に多くの賛同も得られないであろう。
PS 朝日新聞はかねてから消費税増税賛成。しかし、来年の4月からの新聞の増税は、例外として免除して欲しいと嘆願しているご都合主義者。政権攻撃止めて欲しいなら、増税免除せよ!って腹なのか?。
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