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2017年8月14日 (月)

2017年8月14日付け小説朝日新聞社説『水道の将来 50年先を考えよう』を読んでの感想

 2017年8月14日付け小説朝日新聞社説『水道の将来 50年先を考えよう』を読んでの感想。

以下感想
>各地で議論を深める必要がある。

 意訳。
 議論の無限ループが目的。
 一部政党、議員、更に多様な意見とやらで、市民団体と称する利権団体が入り込み、終わりのない議論となる。

>ただ、高度成長期に集中整備した水道管が更新期を迎えているのに、工事が追いついてい
ない。事業者の資金不足が要因だ。漏水事故が増える恐れが懸念されている。

 数字のない朝日社説。
 2017/8/5付⽇本経済新聞 朝刊『朽ちる⽔道 ⺠が切り札 ⾃治体、財政難で動けず 管理・維持にメス』より。
 『⽼朽化した⽔道施設の更新費⽤は2020年には1兆円を超えるとされる。』、『耐⽤年数を超えた⽔道管の⽐率は全国で現在13%。50年に50%を超える。⽼朽化は陥没事故の原因になる。厚⽣労働省は⽔道関連で必要な更新費⽤が現在の年間8千億円程度から40年代後半に6割増の1兆4千億円に膨らむと推計する。』(原文ママ)。


>水質は良く、料金もおおむね安い。

 料金については、OECDの中では安い方に入る。
https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/27598
第17位 ⽇本(東京)……2.18 USドル
第1位 デンマーク(コペンハーゲン)……7.63 USドル
 3.5倍の格差だ。

 但し、国内で見れば、その格差は更に悲惨だ。
 http://ienokoto.top/wp01/suidoudai-rankings
使用量: 1ヶ月 20m3 で計算した場合
一番安い 茨城県 龍ヶ崎市 は 約 1,200円
一番高い 栃木県 大田原市 だと 約 6,040円
何と、5倍だ。

 これで、『料金もおおむね安い。』と主張しているのが今日の朝日新聞。
 これだけ格差があれば、格差ガーとなるはずだが。

 老朽化などの水道の危険度ランキングが、水道料金込みで、
2017.7.24付けダイヤモンド『全国「水道危険度」ランキング・ワースト1219!あなたの街は大丈夫』http://diamond.jp/articles/-/136027
に掲載されている。


>資金不足は防災対策にも影響している。全国の主要な水道管の耐震化率は4割に届かず、
東日本大震災や熊本地震の被災地では長期間の断水が起きた。

 2017/8/13付⽇本経済新聞 朝刊『東京都、⽔道の安全に1000億円 災害に備え代替ルート』より。『東京都は⾸都圏直下型地震やテロ⾏為などの有事に備え、主要な⽔道網を増強する。いまは単線の⽔道管を複線化して耐震⼯事や事故が起きたときのバックアップ機能を⾼める。』(原文ママ)。
 財源がある都は、動いている。


>これを受け、政府は今年3月、水道法の改正案を閣議決定した。

 2017/3/5付日本経済新聞 朝刊『水道の広域化促進 厚労省、都道府県ごとに再編計画』より。『厚生労働省は市町村などが手掛ける水道事業の広域化を促進する。都道府県ごとに再編計画の策定を求め、助成制度を検討する。今通常国会に提出する水道法改正案に盛り込み、2018年度の施行をめざす。』、『水道事業は主に市町村が担い、事業者は全国に約1400ある。人口減を背景に水道需要が減少しており、このうち半数以上が赤字体質だ。』(原文ママ)。
 


>まず現状を正確に分析し、50年後も安定供給を続けるためにはどんなあり方がいいか考える。そういう順を踏んだ議論が欠かせない。

 人口分布がどう変わるか分からない。
 それでも、山奥の一軒家などは水道だけではなく、道路、電気などインフラ維持に大きな負担となる。コンパクトシティーを進めることが望ましいだろう。


>香川県は08年から県内16市町の水道統合に向けた検討を始めた。料金の差から難色を
示した自治体もあったが、最終的に来年4月の統合が決まった。浄水場をほぼ半分にするなど業務の効率化を進め、料金値上げをできるだけ抑えたいという。

 2017/3/5付日本経済新聞 朝刊『水道の広域化促進 厚労省、都道府県ごとに再編計画』より。『香川県は県内16市町と来年4月、水道事業を統合し「県域1水道」にする。約70ある浄水場を半減し、人件費などを削減する。14年時点の試算では約30年で700億円以上の費用を削減する見込み。』(原文ママ)。

 2017/8/13付⽇本経済新聞 朝刊『東京都、⽔道の安全に1000億円 災害に備え代替ルート』より。
『群⾺県太⽥市や館林市など3市5町は昨年、⽔道の共同運営にカジを切った。22カ所の浄⽔場を3分の2に集約、⼈件費など10年間で42億円のコストを削減、⿊字化を計画する。』(原文ママ)の例もある。
 

>住民の関心を高める努力も大切だ。水道料金は安いにこしたことはないが、長期的視点に立てば多くの地域で値上げが避けられない。 

 2017/4/6付日本経済新聞 朝刊『水道料金、30年後1.6倍 政投銀試算』
『日本政策投資銀行は水道事業で利益を確保するには、30年後に今の1.6倍の料金が要るとの試算をまとめた。水道料金は現在1立方メートルあたり平均172円。人口減少を加味し単年度で経常利益を確保するには、21年度から毎年1.7~2.1%値上げする必要があるという。46年度に281円になる計算だ。』(原文ママ)。
 『実際、料金引き上げが目立ち始めた。静岡県三島市は10月から35年ぶりに平均34%値上げする。』(原文ママ)。
 記事によれば、三島は県内でもっとも安い料金だったようだが、このような急激な値上げは、住民にマイナスだ。
 値上げが必要なら、事情を説明した上で、毎年、小幅に値上げするのがよいだろう。

 
 今日の社説では、民間参入の記載が、『こうした現状を踏まえ、厚生労働省の専門委員会は昨年11月、複数の市町村を統合する広域化や、民間企業との連携で、水道事業の基盤を強化すべきだと提言した。』(原文ママ)だけ。
 そのうち、安心ガー・安全ガーと騒ぎだすかも知れない。

 2002年の資料だが
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/suido/1/siryou137.pdf
日本は極端に民営化が進んでいない現状。

 民営化が100%解ではないかも知れないが、『先進国でいち早く水道事業を見直した英国では2000団体あった水道事業者を10地域の公社に再編し、89年に民営化した。』(2017/4/6付日本経済新聞 朝刊『水道料金、30年後1.6倍 政投銀試算』より)の例もある。
 英国では、値上げ問題、役員へ高報酬なども問題になっているが、漏水、断水など改善したようだ(http://www.jwwa.or.jp/jigyou/kaigai_file/h25_seminar_gbr_summary.pdf)。

 フランスも独自の民営化(公役務の特許、コンセッション)という行政手法を16世紀以降取っている。
http://www.dbj.jp/pdf/investigate/etc/pdf/book1608_01.pdf
 2017/8/5付⽇本経済新聞 朝刊『朽ちる⽔道 ⺠が切り札 ⾃治体、財政難で動けず 管理・維持にメス』より。『⽔道インフラの運営に⺠間経営のノウハウを⽣かす運営権売却(コンセッション)の第1号案件が、10⽉に動き始める。』(原文ママ)。
 コンセッションが日本で解となるか分からないが、試してみる必要はあるだろう。


●30年以上の慰安婦誤報(捏造)に対する私的制裁
 外部から誤りを指摘されて30年以上放置、自社で誤りを気づいて15年以上放置。誤報と言うより捏造の印象。
 朝日新聞は買わない。協賛、主催のイベントなどはボイコット。かたりつごう朝日新聞問題。語りが騙りにならないように。朝日新聞問題を風化させてはいけない。
 朝日新聞社 3つの検証委員会 http://www.asahi.com/shimbun/3rd/
 朝日新聞綱領 http://www.asahi.com/corporate/guide/outline/11051801
 朝日新聞過去の社説 http://www.asahi.com/news/editorial.html

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