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2020年5月10日 (日)

2020年5月10日(日)付け小説朝日新聞社説『コロナ治療薬 前のめり排して着実に』を読んでの感想/前のめりの反対か

 2020年5月10日(日)付け小説朝日新聞社説『コロナ治療薬 前のめり排して着実に』を読んでの感想。

以下感想。
 どんな薬にも副作用はある。市販の風邪薬などでも必ず副作用の記載がある。
 ビタミン剤などのサプリメントでさえ健康上のリスクもある。例えば、ビタミンA。厚労省のhttps://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c03/13.html より、『過剰量のビタミンAを慢性的に摂取した場合には、頭蓋内圧の上昇(偽脳腫瘍)、浮動性めまい、悪心、頭痛、皮膚炎、関節や骨の痛み、昏睡がみられ、死亡することもある』。


>しかし、だからといって有効性や安全性を確かめる手続きをないがしろにするわけにはいかない。

 重篤な状態ならば、現時点はウイルスによる死を待つか?薬の副作用を許容して回復するか?の2択。
 そう考えるから、アビガンは多くの国から引き合いがある。
 2020/5/6付⽇本経済新聞 朝刊『アビガン供与、まず40カ国超 政府、⼤型連休明けから』より、『80カ国近くから提供の申し出を受け』、『1⽇時点で43カ国と調整』。
 第一弾は、エストニア(2020/5/9付⽇本経済新聞 朝刊)。
 尚、無償で供与だが、最低20人分の臨床研究のデータを日本へ提供することが条件。


>だが前のめりになりすぎるのは禁物だ。多くの患者はアビガンを使わずに回復している。

 重篤者と軽症者を混ぜての主張には呆れる。
 現在は、対処療法が実施されている。主に解熱剤や鎮咳薬の投与、点滴等である。

 アビガンの効果は大きい。
 4⽉18⽇付けNHK『学会で治療薬の状況報告 「アビガン」などで改善例も』より、『アビガンを投与された300⼈のうち、軽症と中等症の患者ではおよそ9割、⼈⼯呼吸器が必要な重症患者では6割で2週間後に症状の改善が⾒られた』
ー>軽症者も重篤になる場合もあり、早い段階で効果が出る薬は重要。

 ICUレベルの患者に取ったした例
 4月30日公開、名古屋市立東部医療センター『COVID-19 に対してファビピラビルで治療を行った 9 例の検討』http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/covid19_casereport_200430_4.pdf ー>9人中7人回復。

 2020/4/22付⽇本経済新聞 ⼣刊『中国、「アビガン」論⽂を再掲載』。より、『治療効果を確認したとする内容に⼤きな変更はない。』

 尚、中国のアビガンは、日本のアビガンとは成分互換。


>~また、動物実験で重い副作用が報告されていることにも留意する必要がある。

 副作用を知った上で利用するか?
 それとも、利用しないで死ぬ、あるいは回復が遅れる方がよいのか?

 朝日社説では、『重い副作用』と不安を煽るだけで、具体的な内容の記載がない。
 厚労省『コロナウイルス感染症に対するアビガン(一般名:ファビピラビル)に係る観察研究の概要及び同研究に使用するための医薬品の提供について』https://www.mhlw.go.jp/content/000625757.pdf より、『妊娠可能な女性、妊娠させる可能性のある男性への投与は、慎重な検討が必要となっています。』、『投与期間中及び投与終了後7日間はパートナーとともに、極めて有効な避妊法の実施を徹底するよう指導』
 分かっている副作用は、高齢者などには余り影響のないもの。妊娠に関わる年齢層でも投与後1週間を避ければ問題なし。


>02年に世界に先駆けて日本で承認された抗がん剤のイレッサだ。

 ネットワーク医療と人権『薬害イレッサの真実』http://www.mers.jp/events/newsletter-27/minaguchi1/minaguchi2 より、『イレッサの被害が、適切な警告など安全対策をとれば回避できたことを示しています。』
 この点を無視した扱いには疑問である。


>~混乱を招く恐れがある。
 
 朝日には、前のめりの反対で、混乱に導きたい思いを感じる。

 子宮頸がんワクチンを思い出す。
 朝日社説では、問題があるかのように散々騒いでいた。
 2015年9月5日付け朝日新聞朝刊社説『子宮頸がん― ワクチン禍の救済急げ』では、『これまでに集まった被害報告は約2600人分に達し、4分の1は重症という。』と不安を煽っていた。それもWHOの見解も記載せずにだ。

 2016/12/3付けbuzzfeed『「救えるはずの患者を救えない」 子宮頸がんワクチン副作用「問題」はなぜ起きた?』https://www.buzzfeed.com/jp/satoruishido/hpv?utm_term=.eg2gk0WAv#.cs242vpBW より『2013年3月に何があったのか。津田さんは朝日新聞の1本の記事をあげる。東京都内の女子中学生について報じた記事だ。』。
 朝日が切っ掛けの指摘。

 2020/2/5付⽇本経済新聞 ⼣刊『HPVワクチン適切な対応を』より、『鈴⽊教授は名古屋市に住む当時9歳から15歳までの⼥⼦約7万⼈に対して、ワクチン接種の有無と24の症状についてのアンケート調査を⾏いました。回答があった約3万⼈のデータの解析結果は⼀昨年、医学専⾨雑誌で公表されました。結論は「HPVワクチンと症状との間に有意な関連性は⾒いだされなかった」というものでした。』。『しかし、副反応を⼤きく取りあげた⽇本のマスコミは「名古屋スタディー」をほとんど報道していません。』


>全ての病院で処方できるわけではないし、対象から外れた患者が発言を頼りに投与を希望したら、その対応で現場の負担はさらに増えかねない。

 もはや、因縁レベル。
 他の病気でも、その病院で対応できない処置方法もある。報道などで見聞きした情報を頼りに特定の処置方法を希望する場合も少なくないであろうが、その点は気にならないようだ。


>政府は40カ国以上にアビガンを無償提供すると表明した。

 条件付きであること記していない。
 

>薬害の歴史を忘れることなく、コロナ禍に適切に対処しなければならない。

 一部メディアによる誤解を与えかねない報道、主張がないことを願う。
 それに伴う被害は大きい。何しろ、お気楽、無責任だ。
 患者個人の被害に留まらず、現場の医師、厚労省、政府の説明負担増し。
 そして、後始末は、現場の医師、厚労省、政府。

 2020年05月08日付けアゴラ『「海外から批判」はフェイクニュース⁈ 朝日新聞に批判続出』http://agora-web.jp/archives/2045931.html 『リベラルの論客として知られる###氏も、「日本は現実として死者が少ないのに、なぜ失敗と言われるのかわからないし、なぜ国内メディアがそれを喜んで紹介するのかもわからない。かりに日本政府が死者数を隠していると考えるなら、まずそれを調査・報道すべき」と今回の報道のおかしさを指摘』
 この指摘は、尤もだ。
 
 死者数が増えたら、置き場、火葬場が問題となる。
 2018/5/19付⽇本経済新聞 朝刊『都市部、⽕葬場⾜りない ⾼齢化で新設急ぐ 地域住⺠の理解課題』
 2017/1/28付日本経済新聞 朝刊『遺体安置「ホテル」繁忙 足りぬ火葬場、順番待ち 周辺住民とあつれきも』より、『都内の火葬場は23~28カ所で推移。都内の葬儀関係者は「10年前は1~2日程度で火葬できたが、現在は3~4日待ちが当たり前」と話す。』 
 2016年10月31日付け日経ビジネス『「あなたの体が燃やせない」』より、横浜市の例『2003年度、市営4斎場の火葬数は2万206件だった。それが2014年度では2万8927件。確かに、近年、火葬需要がうなぎ上りに増えてきているようだ。』
 高齢者が多い日本。何事もなくても死者数は増える。新型肺炎が加われば、安置ホテル、火葬場は満員御礼であろう。
 しかし、そのような報道はない。
 
 例えば、PCR検査が事実上の受粉作業の疑いと見られたニューヨークの状況。
 2020/4/15 2:00 ⽇本経済新聞 電⼦版『新型コロナ爆発のNY、医療の次に来た「葬儀崩壊」』より、『例年、州内の年間死者数は15万5000⼈程度で、単純計算すると1⽇の死者数は425⼈となる。先に触れた「新型コロナによる1⽇当たりの死者700⼈」というのは、この通常の死者数に加算される数字だ。つまり、感染爆発により通常に⽐べて死者の数が約2.5倍に膨れ上がった計算になる。』。
(報道する際は「増えた」とかの分かり難い表現ではなく、このように数字を出す分かりやすい報道が求められる)
 
 ニューヨーク州の人口は2000万人、人口密度158人/km2、
 ニューヨーク市800万人、1,086人/km2、
 東京1400万、人口密度は6,359人/km2。これはニューヨーク州の40倍、市の6倍超え。尚、23区の人口密度1.5万人/km2なので、ニューヨーク市の10倍近い。
 
 そう言えば、2週間後の武漢、2週間後のニューヨーク、コメンテーターなどから何度も出た主張もあったことを思い出す。

●注
 妄想癖のある個人の感想であり、断定的に取れる表現含め、誤読、誤解、誤認、その他も含まれる可能性もある上での感想。これも芸術だ。

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