« 2020年7月10日(金)付け小説朝日新聞社説『議員立法推進 まず審議時間の確保を』を読んでの感想 | トップページ | 2020年7月11日(土)付け小説朝日新聞社説『骨太方針原案 存在意義が疑われる』を読んでの感想/社説の存在意義が疑われる »

2020年7月10日 (金)

2020年7月10日(金)付け小説朝日新聞社説『記録的な大雨 迅速な情報で命を救え』を読んでの感想

 2020年7月10日(金)付け小説朝日新聞社説『記録的な大雨 迅速な情報で命を救え』を読んでの感想。

 

以下感想。
>欠かせないのが気象庁や自治体が出す情報である。迅速で正確な発信がいかに重要か、関係者は改めて肝に銘じてほしい。

 

 『関係者は改めて肝に銘じてほしい。』とは、他人事のような響きだ。
 気象庁や自治体が出す情報が、迅速で正確な発信でも報道で歪められる場合、時にはオリジナル発信で誤解を与える場合もある。

 

 昨年の台風19号。鶴見川において、その多目的遊水地が本来の役目を果たしたにも関わらず「冠水」したとツイートした新聞社があった。
 『朝日 映像報道部「練習場が冠水」→朝日記者「冠水ではなく遊水地」→朝日 映像報道部「取材者は正しく理解していたものを、内勤の者が誤解」』https://togetter.com/li/1416404
 訂正のツイート:https://twitter.com/asahi_photo/status/1183205615323074560
 内勤の者の誤解であろうが、朝日新聞 映像報道部として情報を発信している以上、朝日の報道である。
 近隣の住民と言えども、遊水地であることを知らない人もいるだろう。逆に知っていても、『冠水』の煽りがあれば、判断を誤る可能性もある。

 

 

>熊本県の球磨川が氾濫(はんらん)した4日、特別警報が発表されたのは午前4時50分。

 

 2020/7/9付⽇本経済新聞 ⼣刊『緊急放流まで あと10センチ 球磨川上流ダム、⼀時ほぼ満⽔』より、『市房ダムがカバーしているのは球磨川流域の約8.4%。』、『教授は「市房ダムはぎりぎりまで⽔をためて被害の拡⼤を⾷い⽌めた」と評価』。
 既存のダムをギリギリまで使いこなしたと言えよう。
 
 2019/8/18付け産経『川辺川ダム中止表明10年 水没免れた熊本・五木村、集落存続に力』https://www.sankei.com/region/news/190818/rgn1908180017-n1.htmlより、『日本三大急流に数えられる熊本県の球磨川流域で水害が相次いだことを受け、国は昭和41年、支流の川辺川にダムを設ける計画を発表した。』、『熊本県で国が高度経済成長期から進めた川辺川ダム建設計画は、民主党政権が中止を表明してから、9月で10年になる。』。

 

 7/5、00時23分付け時事通『2⼈死亡、16⼈⼼肺停⽌ 球磨川が氾濫、1⼈重体7⼈不明―熊本、⿅児島の⼤⾬』より、『球磨川では11カ所で氾濫が起き、⼈吉市内の1カ所で堤防が決壊したとみられる。』

 

 7/8付⽇本経済新聞 朝刊『治⽔、抜本対策急務 熊本「ダムなし」整備進まず気候変動で⽔害多発 国の予算は低⽔準』より、『死者が最も多い熊本県が標榜していた「ダムなし治⽔」は整備が間に合わず成果を出せなかった。』
 記事によれば、昨年の6月に12年議論して10案を示す。しかし、『⼯期も最低で45年、最⻑なら200年もかかる。』。年単位ではなく世紀単位のレベル。
 理念優先の丁寧な議論の結果、流域で暮らす人を置き去りと言えよう。
 元々、洪水があった地域であり、危機感が少しでもあるなら、少なくとも「1年以内」など議論時間の上限を決めて検討を進めるべきだった。

 

 

>前日の明るいうちに予告があれば、自治体による早めの避難指示などにつながった可能性はある。
>雨の降り方が変わったことを前提に、予報精度の向上を図るのが急務だ。

 

 その為には、スパコンなどの増設だ。

 

>その前段の「警報」の時点で行動をとることを習慣づけておかなければ、自身や家族の安全を守るのは難しい。
>点検を重ね、必要に応じてさらなる改善を図ってもらいたい。

 

 警報は何度も聞けば、オオカミ少年となる場合もある。結果、過激な表現になっては問題だ。

 

 球磨川流域の水害は、理念優先で12年も放置の結果と言えよう。
 どの流域でも、しっかりとした治水で、行動を取らなくてもよい状態が最優先であろう。
 それは、命、財産だけの問題ではない。海や川にゴミを流さないことにもつながる。今回、プラスチック系のゴミがどれだけ流出したのか?
 現在だけではなく、将来的にも、集・近・閉が求められる可能性もある。

 

※午後追記

 7/10付⽇本経済新聞 朝刊『⽔害タイムライン効かず ⾏動計画の先進地熊本・⼈吉 早朝の豪⾬で避難遅れ』より、『九州で記録的な豪⾬に⾒舞われた川沿いの⾃治体の多くは、災害時に⾏政や住⺠がとるべき⾏動を時系列でまとめた「タイムライン」をつくり⽔害に備えてきた。先進地とされる熊本県⼈吉市も計画に沿って避難情報を出したが、早期避難につながらなかった。』
 つまり、『早めの避難指示』があっても避難につながらなかった可能性が高い。 

 避難の時間を1秒、1分でも増やす為にも、人からコンクリへ。

●注
 妄想癖のある個人の感想であり、断定的に取れる表現含め、誤読、誤解、誤認、その他も含まれる可能性もある上での感想。これも芸術だ。

 

|

« 2020年7月10日(金)付け小説朝日新聞社説『議員立法推進 まず審議時間の確保を』を読んでの感想 | トップページ | 2020年7月11日(土)付け小説朝日新聞社説『骨太方針原案 存在意義が疑われる』を読んでの感想/社説の存在意義が疑われる »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 2020年7月10日(金)付け小説朝日新聞社説『議員立法推進 まず審議時間の確保を』を読んでの感想 | トップページ | 2020年7月11日(土)付け小説朝日新聞社説『骨太方針原案 存在意義が疑われる』を読んでの感想/社説の存在意義が疑われる »